こんにちは、JAY(@f__kinjay)です。ソウルの帝王ジェームス・ブラウンをサンプリングしたマンガ「ファンキー社長」を描いています。
2017.11.05
ファンキー社長まとめ読み【1話〜10話】
第1話「ファンキー社長の就業規則」 第2話「ファンキー社長の社歌斉唱」 第3話「ファンキー社長の...
アメリカ南部(ジョージア州)旅日記の第2回です。(第1回はこちら)
今回はアトランタからメンフィスまで、長いバスの旅へ・・・
涙のバス・ターミナル!さよなら、予約変更不可のチケット代よ
朝7時半、ホテルから出た私は「グレイハウンド・バスターミナル」にいます。
グレイハウンド(Greyhound)は長距離バスの最大手です。アメリカの主要都市はほぼカバーしていて、今回の旅の移動はグレイハウンド+タクシーのみでした。
こんな感じで、行きたい都市を入れると予約が可能です。
早速カウンターで「オーガスタ行きを買ったんだけど、メンフィス行きに変更したいんだ」と伝えたところ「NOだ。ここに払い戻し不可って書いてるだろ。買い直すんだ」と一蹴されてしまいました。
オーガスタ〜メンフィス間の往復分のチケットをキャンセルし、合計でなんと約18,000円が無駄になりました。エーン。
タフな街と、それに屈して小銭を奪われた私
ターミナルは日本の長距離バス待合室と同じ感じで椅子がたくさん並んでいます(50脚ぐらいあって広い。売店もあり)。朝からたくさんの人で椅子はほぼ埋まってました。速度は遅いけどフリーWiFiもあります。電源も勝手に使っていい様子です。
メンフィスまでは6時間かかります。食料や水を求めてターミナルの外をふらついてみると、すぐそばに個人商店がありました。
あ…ありのまま、その個人商店で起こった事をマンガにしたぜ!
『5ドルくれたら向こうで安いサンドイッチ買ってきてやる』と話しかけてきた男がいたので素直に5ドル渡したらそのままバックレられてしまい、瞬間、男の連れと思われる女が『私にも5ドルよこしなさいよ!』と言って来ていつのまにかATMに連れて行かれていた
な… 何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった… 頭がどうにかなりそうだった…
このままATMに向かって連れて行かれても困るので、「私はクレジットカードを止められているんだ」と言ってみたところ「なら仕方ないわね。ケッ!」と言って、立ち去った男を追いかけて走って行きました。男はもちろん、戻りませんでした。
タクシー代は高いし、うまいメシにはありつけないし、バス代は無駄になるし、小銭は奪われるし、パンは買えないし…とてもみじめな気持ちになりました。
男が『地元の奴はみんなこれを飲んでる』と勧めてきたので買ったミニボトルの酒。ウイスキーと思ったらワインでした(飲めない)。
バスに揺られてブルーズの聖地へ
定時30分遅れでバスが出発。けっこう綺麗なバスですよ。
座席スペースは脚を伸ばすに十分な広さで、おまけに電源まで備えられています。
メンフィスに向かう道中、景色は変わりばえしない平凡で退屈なものでした。でも、ようやく旅の始まりを実感して気持ちが高まってきて、その流れる景色をただずっと見ていました。
途中、二度の休憩がありました。
チープなホットドッグ。
メンフィスに着いたあとの宿を取っていなかったので、バス内でパソコン開いて予約しました。メンフィス中心部では安価なホテルは早々に満室になるみたいで、複数の予約サイトを巡回したけど空室は一室だけでした。
メンフィスに到着。アトランタのターミナルと比べて、ずいぶん巨大なターミナルでした。
ホテルのある中心部にはタクシーで。運転手はアル・ムハマドさんという、ムスリムの方です。生まれも育ちもメンフィスで、ドギツイ南部訛りで話す彼は40歳くらいでした。メンフィスにいる間の移動を彼にぜんぶお願いすることにしました。
ホテル到着。
モーテルっぽい感じでした。ホテルの外にはヘルズ・エンジェルスみたいな長髪・タトゥーのハーレー集団がいて非常に怖かったです。
そういえば今回泊まったすべてのホテルに歯ブラシと歯磨き粉がありませんでした。歯ブラシを持参してなくて、買う機会もなかったので最初の2日間は歯を磨けませんでした…。
さて、ホテルで一息ついたらさっそく街に出てみます。続きはこちらから。