マサ小浜&フィリップ・ウー@ブルースアレイ

読みもの

 

元MAZEのキーボーディストであり、以前は久保田利伸氏のバックでキーボードを務めたフィリップ・ウー(Philip Woo)氏と、EXILEや加藤ミリヤなどのバックバンドで演奏するギタリスト・マサ小浜氏によるライブを見に行って参りました。

 

 

でかい手のキーボーディスト

 

MAZEのメンバーだったんですねえ〜知りませんでした。ウーさん、とてもいい顔をしています。文科系ハンサムですが、握手したその掌は大きくて逞しいものでした。指が太いんです。

 

 

 

そういえば私はとても体が痩せていて、自分でいうのもなんなんですが綺麗な指をしており、昔は「ピアニストのような手ねえ」なんてあちらこちらで言われてましたが、ピアノ弾く人って実際には広くて太い手をしてるほうが多いんじゃないかと思う最近です。

 

 

 

以前オーサカ=モノレールの中田さんに「手、小さいですねえ!笑」と言われたことがありましたが、中田さんもピアノ弾く方で、大きな手をされていました。

 

 

元MAZEのキーボード…でもJoy and Painは「ダメ、ダメ!」

 

まあ手の話はさておき、MAZEといえば20歳のころ、横浜のタワレコの試聴コーナーでMAZEとLOWRELLが並んでいて、どっちも通しで試聴した挙句に「Mellow Mellow Right On」が良かったためにLOWRELLを選んだという過去が思い起こされます。

 

 

 

しかしそれでもMAZEのJoy and Painは鉄板として私の頭にもきちんと残っていました。イントロからブチ上がってしまいますね。ソウル評論家の吉岡正晴さんのブログによると、ウーさんは「MAZEのあの音は出せないからやらない」ということで、ライブではやらないんだそうです。すごく曲への思い入れを感じるお話ですね。

 

 

今回もそのお話のとおり、Joy and Painの演奏はありませんでした。

 

 

 

しかし面白かったのはマサ小浜氏がアンコールでJoy and Painのイントロを、それもわりと長めに弾き始めたことでした。ウオォと盛り上がる会場に、焦りを隠さずわりと真面目に「ダメ!ダメ!」と日本語で制止するウー氏がお茶目でした。

 

 

 

曲目は、ジョージ・ベンソン、ジミヘンドリクスなど。ジョージ・ベンソンは私がソウルを聴くようになった入口のような存在でもあります。Give me the nightも演奏してくれました。イントロから響き続けるあの音、ギターで鳴らしてるんですね。いやもちろん頭ではわかってたんですが、いざ聴くと新鮮な驚きがありました。小学生だか中学生のように「エレキギターすげえ〜」みたいなピュアーな反応をしてしまいましたね。

 

 

 

ゲストは日本在住のソウルシンガー、アシュトン・ムーア氏。ガタイとは裏腹に澄んでて伸びのある声が聴いてて心地良かったですね。同い年というのは驚きましたが。

 

 

そしてもう一名。20年以上という超長年にわたって久保田利伸のドラマーを務めているというドラマー、ラルフ・ロール氏も参戦です。飛び入りで演奏してました。ラルフ・ロール氏はCHICのドラマーでもあり、2015年のナイル・ロジャース来日時にもドラムを叩いていました。

 

 

会場の目黒ブルースアレイはわりと小ぢんまりとしたライブハウスで、音の響きも私が慣れ親しんだ小箱のそれに近かったものですから楽しめました。体調が悪くてお酒飲めなかったのは残念でしたが。

 

 

まあ、そんな感じです。グッゴ!

 

 

JAY

JAY

1984年生まれのファンク・マンガ・ライター。ソウルの帝王ジェイムズ・ブラウンを元にした「ファンキー社長」をはじめ、ファンク・ヒップホップをサンプリングした4コママンガを描き続けています。漫画アクションで「ファッキンJAYのマイルド・スタイル」を連載中。

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